『ゼロで死ね』(ビル・パーキンス著)という本を読みました。
この本には、「人生が豊かになりすぎる究極のルール」とあります。
前に良い本だと紹介を受けたので、ずっとkindleのライブラリの中に入っていました。
私の年齢よりも若い人たちが読むのが一番ベストだと思います。
ただ、どの年齢でも役に立つアイディアがあります。
- 思い出を作る
- お金を使う年代、タイミングがある
- 今の私が大切にしていくことは心身ともに健康であること
思い出を作る
「人生で一番大切なのは、思い出を作ることだ」とあとがきにあります。
人が亡くなるときに思うのが、もっと家族で思い出をたくさん作っておけばよかった、というものだと何かで聞いたことがあります。
お金だけたくさん貯めていても、それだけでは幸せではない。
そのお金を思い出に変えることをするといいそうです。
多くの素敵な思い出は、何よりも勝ると私も思います。
今、うちの子どもたちが自立しつつあります。
三女が就活の真っ最中です。
家からまた、長女が結婚して家を出ていくときに、感じたことと似ていると思いました。
「離れて寂しいけれど、私には、子どもたちと過ごした思い出があるから、大丈夫だ」と。
作者のいいたいことがよくわかります。
また、45歳の自分の誕生日に、親族やお世話になった人たちを招いて盛大なパーティを行ったそうです。
心に残っていた有名なリゾート地の高級ホテルのスイートルームを貸し切り、日ごろの感謝を込めて、参加者に喜んでもらえるように様々な形でふるまったそうです。
私にも、実現したい夢があります。
それは、いつか生きているうちに家族をハワイへ連れていって、喜んでもらうことです。
一生の思い出になると思います。
物を買うのではなく、経験を買う。
それも、大好きな人と共有する。
そのためにお金を使う。
ささやかですが、毎年、私の今できる範囲で、母の日や誕生日そしてクリスマスにプレゼントを用意します。
体験や経験、それも一緒に行ったという思い出を、これから残りの人生で作っていきたいです。
そして、家族でハワイ、それが私のかなえたい夢です。
お金を使う年代、タイミングがある
先ほどの作者が、45歳に誕生日パーティをしたとありますが、50歳まで待てなかったそうです。
45歳のときには、父親の調子がわるかったので、どうしても母親だけは連れていきたかったそうです。
実際、50歳まで待ったら、その時には、母親は体を壊してしまっていたそうです。
あのタイミングを逃したら、親を招待できなかったそうです。
また、興味深かったのは、子どもにお金を渡す時期です。
よく世間で聞くのは、シニアになってどんどんお金を貯め、本人が亡くなった時点で子どもたちに相続させる、という話です。
それでは、遅すぎるそうです。
本当にお金をうまく体験や経験に置き換えて有効に働く時期は20代後半から30代。
だから26歳から35歳の10年間に、子どもにお金を相続させるのが一番いいそうです。
お金の一番有効に使える時期、それ以前だとまだ早すぎるそうです。
うちの子どもたちへも、しっかり考えていきたい話だとおもいました。