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コーチング

話を最後まで聞いてみることからはじめよう

私の話をちゃんと聞いてくれないのだから、あの人の話を聞くのは嫌だ。

いきなり、途中で怒り出すような人とは会話をしたくないな。

自分のエネルギーをとられてしまうほど、会話するのに疲れてしまう場合、その人とは距離をとったほうが良いのかもしれません。

ただ、大事な人で、仲良くしていきたいと考えている間柄ならば、ぜひ試してみてください。

話をとにかく最後まで聞くのです。

話をさえぎらない。

否定しない。

しっかり顔を見て聞く。

最後の句点まで、聞く。

徹底して相手の話が、頭に浮かんでくるように。

次に

同じペースで会話のキャッチボールをします。

ふわっと胸のあたりに返ってきたら、こちらもそのように返します。

こちらから、話を投げたら、相手の話を句読点まで聞く。

そして、また、同じペースで返す。

行って帰って、さらに行って、が一つのまとまりです。

そこまでがキャッチボールです。

できれば、繰り返します。

そのように、続けていったらどうでしょうか。

なにかがかわります。

相手が自分の話を最後までしっかり聞いてくれた!と実感したところから、相手の心が満たされてきます。

これは、相手のためにするのではありません。(結果的には、相手のためにのなりますが)

お互いをとりまくコミュニケーションの改善を図るためなのです。

相手を変えることはできない。

変えられるのは自分だけですから。

ただ、すぐに、相手の気持ちの変化がでます。

なんたって、相手はずっと、あなたに話をきいてもらいたかったんですから。

うれしくてたまらないはず。

これを繰り返し行っていきましょう。

話を今までしっかり聞こうとしなかった相手は、実はその本人こそ、じっくり話を最後まできいてもらえなかった張本人なのです。

辛かったり、心の中にすっきりできないものがいつもたまっていたのかもしれません。

今日から、あなたファーストで、コミュニケーションの仕方を変えていきましょう。

自分ばっかり聞いて、相手は自分の話を聞いてくれないからばかばかしい!

それは違います。

コミュニケーションの仕方がかわれば、あなたの話も相手は聞くことができるようになってくるでしょう。

自分から仕掛けましょう。

大丈夫。

きっとうまくいきます。

相手は、あなたから、小さいですがとてもうれしいプレゼントを、何回ももらえたように感じるのですから。

参考文献:『こころの対話~25のルール』