昨日に続き、「子育てコーチングの教科書」あべまさい著 を読んでいます。
その中にでてくるハーレーンさん(ナラティブセラピー)は、
喜びも、不安も、恐れも、嫉妬も、憎しみも全く同じように並んでいて、一つ一つの思いが同じように大切にされている、
と感じさせる言動をされています。
「いい感じ」「悪い感じ」と、単純に簡単に二分化しない強さともあります。
楽しいも嬉しいも、憎いもうらやましいも、嫌!も嫌いも。
どれが立派でどれがダメな心、そんなことはなくて、全部横に一列にならんでいるのです。
そして、それを選んだりないことにしないで、全部全部、自分で味わう。
自分の大事な心だから。
辛い、悲しい、不幸だ、ひどすぎる、みじめだ、負けたと感じたとしても。
全部、自分の大事な大事な心。
受け入れたくないほどみっともないかもしれない。
人には口外できない恥ずかしい気持ちかもしれない。
そんなふうな気持ちだったんだ。
そういう気持ちも全部自分のものとして否定しないで抱きしめてあげてください。
悪い方は、なかったことにする。
人の辛い話はしっかりきかない。
「いい感じ」「悪い感じ」と感情を簡単に二つに分けるのはやめてみませんか。
『愛でも、悲しみでも、苦痛でも、そういったかんじょうと十分に、とことんつきあってみるんだ。それらの感情をくまなく経験できたときに、初めてその感情から自分を引き離すことが出きる』モリ―先生との火曜日 より
そして、
この本には、ある会社の社長さんがでてきます。
「どんな気持ちになってもそれをちゃんと味わう」「すべての感情を味わう」
と決めているように思うというところが出てきます。
「こころの対話25のルール」の伊藤守さんがこう言われたそうです。
『これからの人生で味わうであろうすべての感情を、私は全部味わう、と決める日。』
それが「素晴らしい日」。
今日、素晴らしい日にしましょう。