自分は、コミュニケーションをとるのがうまくないなと感じる時、そんな時にできることはなんでしょうか。
1 自分の過去にあった、うやむやになって本当は納得できていなかったコミュニケーションを、思い出してみます。
自分の過去にあった、うやむやになって本当は納得できていなかったコミュニケーションを、思い出してみます。
無理やり、あの時は相手も忙しかったんだから仕方ない、とおもうことにした。
もう忘れた!からいい。
そうは言っても、コミュニケーションがしっかりかみあっていなかった。
なにかモヤモヤする。
その時のことを考えると、胸の奥がぐっと痛むような、胃が重くなる、また、エネルギーが吸い取られてしまうような、そんなことはありませんか。
この完了していないコミュニケーションは、自分の心と向き合って考えない限り、解決はしないのだそうです。
『こころの対話25のルール』伊藤 守著を読んでいます。
小さい時の記憶、ずっと前の記憶。
モヤモヤしてつらかったことなど、ずいぶん前だったりすると、すべてを思い返せるというのが無理な話でしょう。
また、何についてモヤモヤしているのか、それすら何だったのかと気づかず胸が苦しいななんてこともあるでしょう。
また、思い出したくないと思って、考えないようにしてきた、ということもあるでしょう。
事細かに思い出せなくても、今、胸に残っている嫌な感じと向き合うことはできるでしょう。
具体的には、最初から最後まで感じてみるのだそうです。
不安を抑えてしまったり、気を紛らわせて考えないようにするというのではなくて。
- 1ほんの数分、自分が今感じていることを最初から最後まで感じてみようとすること、今の自分の状態と向き合うことをするのです。
- 2過去に自分を受け入れてくれなかった人を許す、ということをしてみる。(その人の幸せな姿を思い浮かべることで、許すことができるそうです)
- 3過去のその記憶とコミュニケーションを交わす。
それが未完了を完了する、つまり、もやもやと中途半端でとまった心の状態を終わらせるということです。
3の記憶とのコミュニケーションですが、コミュニケーションを交わすときの約束事を守ります。
つまり、その未完了と向き合い、関心を向けて、距離をもち、そこに向けてキャッチボールをする。
とってもらいやすいボールを投げる。
そこから送られてくるボールをキャッチする。
それを繰り返す。
そうしたとき、もう過去のモヤモヤが解消されていくのです。
安心感がもたらされるそうです。
明日、もう一つの過去のモヤモヤの解消について書きます。