子どもたちは大きくなっていきます。
もう思う存分、子育てを楽しんだ、やれることは全部できた!って思えていたら最高。
もし、そこまでではなくて、こんなこともあんなことも、もっと一緒にすればよかった、なんて思うことはありませんか。
今、会話もなくなってきてしまい、あの子どもたちの小さかった時にまた、戻ってみたい、なんて思うことはありませんか。
そんな時、親子での何気ない会話が増え、楽しいなと思える時間が持てるようになる方法を見つけました。
それは、
相手との会話をとにかく第一優先ににして、話を聞き切ることです。
家事だったり、在宅での仕事だったり、キリがつかないことってたくさんあると思います。
話しかけられたら、自分の仕事をいったん中断して、子どもに相対し、顔を見て話をきききるのです。
行ってきます、行ってらっしゃい、おはよう、その挨拶だけでもです。
ほんの一瞬だけでもその間は手を止めて、相手を第一にしていることを示してみて下さい。
そして、子どもから、何か話かけられたら、占めたもの。
何か話をするときに、大事なことは、ただただ、子どもの話を聞き切ってください。
「それじゃあダメだ」…なんて話の内容によっては、アドバイスをしたくなることもあるでしょう。
「ママの場合はこう乗り切ったよ」なんて解決策を頼まれてもいないのに、話たくなることもあるでしょう。
ここでは、それはぐっと我慢です。
自分の話、自分の考えは、相手にとって全く必要はないのです。
嘘みたいですが、もっと会話がどんどん多くなってからです、こちらの話は。
「ママの意見も聞かせてほしい」「ママはどうやって乗り越えたの?」って聞かれたら、初めて話をしてください。
「ママは、こう考えるよ」「ママは、こういうことをして乗り越えたよ」って。
この、「親の体験談や親からのアドバイスは、まずは要らないこと」を知らないと、大きな誤解を生むかもしれません。
関係は、悪くなる可能性が大きいです。
それも、大切な話をしてくれた場合は特に。
子どもは親に望んでいることは、とにかく最初から最後まで聞いてほしいということです。
こちらにとって、聞きたい内容でも、聞きたくない内容でも。
聞きたい内容、つまり親の自尊心を満足させてくれるような話ですよね。
子育てがうまくいったとわかるような、子どもが周りに認められるような話です。
聞きたくないような話、子どもの将来が心配になるようなはなし、失敗した話や所属している場所をやめる話など。
いかに、聞く側、つまり親にとっての心地よい話題か、心地よくない話かで、親の機嫌がわるくなったり、真剣に聞けなくなったり。
話を聞くときは、主人公はいつも話す側です。
聞く側はしっかり聞き切る。
相手を信頼して聞き切る。
話している相手をとにかく信頼して、話を最後まできいてみてください。
自分にとっていいなと思う内容、そうでない内容、どちらも。
大きくなった子どもとの関係を取り戻したい場合、小さい子供時代よりかえって、聞き切ることが楽にできるようにおもいます。
小さい時よりも、生きていくという責任が子どもにあることが明確だからです。
小さい子どもだってその責任はあるのだと思いますが、まだまだ親の庇護が必要ですから。
だから、もう子育てが追わっちゃった!となげくより、新しい親子関係を築くようなイメージで、とにかく体を子どもに向けて話を聞き切る。
この毎日を繰り返していけば、きっと子供との関係が良好になっていきますよ。
私もそうでしたから。