新しいチャレンジをした時、
「私はここにいていいんだろうか」
「この場所にそぐわない
のではないだろうか」
「周りの人は受け入れていれているのだろうか」
という思いにかられたことはありませんか。
今、『こころの対話25のルール』を読んでいます。
そのような不安でいっぱいな時、自分の心の中を見られないように、気づかれないように、とても気を遣っているのではないでしょうか。
このように思ってしまう背景に、自分の今までのコミュニケーション環境が影響しているのではとありました。
「自分の考えを一方的に否定されてしまう。」
「難しいことばで言い返されてしまう。」
「途中で返事をされて最後まできいてもらえない。」
「聞こえないふりをして返答がない。」
「適当に返事をされてしまう。」
など。
このような環境があったのではないでしょうか。
自分がこのような環境でコミュニケーションをとっていたとすると、自分の話を聞いてくれない、自分の存在自身が不安になってくる。
その話の10分、1時間の間のことだけですむことではなくなってきます。
その聞いてもらえない環境に身をおいていると、自分自身の存在の価値があるのだろうか、というところまでいってしまうことがあります。
そのため、新しい場所や立場や新しい人間関係に接するときに、自分はここにいていいのだろうか、自分でいいのだろうか、という意識でいっぱいになってしまうのです。
確かに、自分の話を聞いてくれなかったあの人、否定してくるこの人、この会社全体に原因があるのですが、
自分の人生は自分の責任です。
立ったり歩いたり、自分で食べられない赤ちゃんは別ですが、自分の行動で自分のことは変えられます。
すぐに、不安にならなくてもいい、自信を持つんだ!といっても、すぐには解決できないかもしれません。
そのために、すること。
大事な人の話をきくことです。
自分の話を聞いてくれなかった人の話かもしれません。
それでも、その人の話をきいてみてください。
その自分の話を聞いてくれなかったその人は、話を聞いてくれなかった人たちに囲まれた環境で、きいてもらえないコミュニケーションをとってきたのです。
だから、聞けない。
聞くことの仕方をしらない。
今、ここでの解決策は、今、自分の大事な人の話をまず聞くこと。
最後まで聞き切ること。
そのことで、その人の存在を認めることになる。
そして、その人はきっと自分の存在を認めてくれたあなたを信頼してくれます。
信頼された環境の中にいるのですから、不安を感じることはありません。
それから、嘘みたいですが、自分が話を聞くということに、真剣に取り組むと、相手も自分の話を聞いてくれるようになります。
大事なあなたの話を聞きたいと思ってくれますよ。