大切な友達がとても悲しんでいるとき、その友達のために、自分は何ができるのだろうか、と考えたことはありませんか。
その悲しみが深く、その辛さが痛いほどわかるとき、どんなことをすれば自分が役にたつのか。
そんなことを考えていた時に、以前放映されていたディズニーの映画を思い出しました。
「インサイド ヘッド」です。
悲しい感情を司る「悲しみ」は、大竹しのぶさんが声優をしています。
自分にはない方がいいなという感情。たとえば、悲しみ、イライラ、ビビり。
その「悲しみ」が、大切な思い出ボールについ触ってしまい、楽しい思い出を悲しいものにしてしまうなど、失敗ばかりしています。
しかし、映画の中で、主人公がとても悲しい時に、その気持ちを一緒に受け止めて、ただただ寄り添ってくれる両親の存在が大きな支えになってくれていました。
また、主人公の小さい時の空想の友達が落ち込んでいた時、楽しい感情を司るhappyががんばって励ましていたのですが、元気になったきっかけは、「悲しみ」が寄り添ってくれたことでした。
大切な友達がとても悲しんでいるとき、その友達のために、自分は何ができるのだろうか。
私は、ただ寄り添っていたいです。
話がしたいと思ってくれたなら、とにかく話を全部聞く。
難しく考えないで、まず、寄り添って、話を聞く。
自分が解決策を提示なんかしなくていいんです。
そのような解決策を考え話すことは、逆に決してしてはいけないことです。
話を聞いた後に、何か、手伝えたりサポートできることがあるかもしれませんが。
そうしたら、プライベートな人間関係について、ずいぶん心が楽になりませんか。
こちらが、何か特別な能力、人間力のようなものが必要?
おおらか・ほがらか・人を包み込むやさしさいっぱいでなければならない?
そんなことはないんです。
社交的でなくても、笑顔がとびきり素敵でなくても、人の力になれるのです。
人間関係が良くなる本、心理学、前向きになる方法の本、たくさんたくさんあります。
きっといいことがたくさん書かれていると思います。(私も本屋さんになれそうなくらい持っています。)
そんな難しいことは考えなくて、いいんです。
シンプルに、相手に寄り添う、そして、心を込めて話をとにかく最後まで句読点まで聞けばいいんです。