昨日に続いて、『GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代』を読んでいます。
ギバーとテイカーとマッチャー。
ギバーは表題にある通り、与える人であり、また人生で一番成功する人。
そのギバーは、目の前の相手の真意を、見極めることができます。
それなのでギバーがクレクレ君のテイカーに対したときは、マッチャーとして振る舞うことで自己防衛をします。
マッチャーとは、テイカーとギバーではない、与えてもらったらその分だけお返しをするという人です。
グループの場合はどうでしょうか。
グループですのでその中には、テイカーもマッチャーもギバーもいます。
ギバーが、グループの中で利用されて食い物にされてしまうということもあります。
その時の対処法が、
グループ全員、ギバーとして振る舞ってもらうことなのです。
なぜなら、自分が親切にした人々には、同じネットワークの他の人を助けてくれるよううながします。
そして、親切にされた人は、他の人を今度は、親切をごく当たり前のようにするからなのです。
親切の連鎖です。
ギバーでもテイカーでもマッチャーでも、人は、その一つのタイプで、人生のすべての領域を過ごすということはないのです。
その場面、状況によって、タイプを分けて生活しているのが普通です。
たとえほかの場所でテイカーやマッチャーのように振る舞う場面があっても。
このグループ内では、いつもみんながみんなギバー。
みんなが与えることをしているので、それぞれに受け取るものも多くなります。
また、ギブしすぎて消耗するということもなくなります。
私がコーチングを学んでいる、コーチングプレイス。
オンラインで学習し、また卒業後もそのコミュニティでずっと仲間のコーチとの勉強会も含めた楽しい交流が続いています。
よくある宣伝文句ではなくて、このスクールで学んだ全員が、ギバーになっているというコミュニティです。
このように書くと嘘っぽいですが、本当です。
この論理を実践しているコミュニティなんだなと、この本を読んで実感しました。