自分をよりよく変えよう!と、自分が一歩すすみたい時。
そんな時は、自分への危機感が、原動力になります。
この話は、以前、勝間和代さんの話にありました。
将来の不安、長生きリスクに備えるには、今この時から動いて健康や経済、社会に備える必要がある、という事です。
ドキドキします。
今すぐに動き出さないと、自分の将来がつらいものになるから。
それに連動して、私の周りの家族にも、それは波及するのがわかるから。
危機感から、すぐに動く必要性を感じます。
人を変えることは出来ないと言われます。
変えられるのは自分だけ。
ただ、1つ、自分でなく相手に働きかけて、相手の行動を変える後押しが出来るときは、安心感が必要なのです。
「こころの対話 25のルール」伊藤 守著で、安心感について書かれていました。
もちろん、変わる自由は相手に委ねます。
ただ、こちらに安心感と信頼感をもってもらうことから、変わろうと思うキッカケにしてもらう。
愛ですね。
人を動かすのは。
こちらへの安心感と信頼感を持ってもらうというのは、こちらも安心感と信頼感をもって接するということ。
そうしたら、こちらの願いが伝わるということなのですね。
たとえ、こちらに安心感や信頼感を持ってくれていない状態でも、大丈夫!
その打開策が、相手の話を最後の最後まで、口を挟まず、話を聞くということなのです。
質問がしたいと思っても、まずは、相手のボールをグッとキャッチ。
「そうだったんだね。大変な一日だったんだね」
とボールを返して1つの区切り。
そうしたら、次に質問をしても大丈夫。
「明日も、その状況が続きそうなのかな」
と聞いてもいい。
この人に話しても大丈夫という安心感を持ってもらうことが大事なんです。
「私に出来ることがあったら、何時でも声かけてね」と、心からの応援の声をかける。
そして、一歩進む行動をおこす以前に、大切なことがあります。
それは、こちらの心が不安でいっぱいだと、相手には不安しか伝わらない、ということです。
人に自分への安心感と信頼感を持ってもらう以前の問題なのです。
まず、自分の不安を解消しなくては、こんな生活は嫌、辛い、と自分の不安の処理でいっぱいいっぱいなのだから。
意志の力で封じ込んで、無理やり笑顔で対処しようとしても、心の不安は必ず相手に伝わってしまうのです。
声のトーン、顔つき、ちょっとしたことばの端々、外面と心の違和感は、隠そうと思っても伝わってしまうのです。
相手のためにがんばろう!と真剣に思っていても。
自分は悪い人では決して無いのに。
もう不安を心に貯めるのはやめましょう。
自分も辛い、そして相手にも不安が伝わって自分の善意が伝わらない。
相手のためにがんばろうと思っても、違和感だけが残る。
壁を作っていると言われる。(実際、作っているのでしょう。)
まずは、自分の心の中を、安心感で満たしましょう。
人のせいにしないで
一番最初にすることは、自分の中を安心感で満たすことなのです。
そのための打開策も、人の話をしっかり聞くことから始まります。
そのことで、コミュニケーションが改善し、自分の中に安心感をもたらすのです。
人の話を聞くことって、最強のツールなのですね。