介護を日常されている方もいらっしゃるでしょう。
私もその一人です。
ふと、郵便ポストへ投函した帰りに、歩きながら気づいたことがありました。
それは、母を大事にするということは、実は、自分を大事にするということなのではないかと。
冷たい母の手を両手で温めたら、母はとても喜んでいました。
実は、そういう当たり前の日常の接し方が、わからなくなっていた時間が長かったです。
母に接する。
その前に向き合わなくてはならない、問題が私の中にありました。
すぐ前の問題に悩んでいるというより、その奥の自分の生きる目標のようなとても大切なことにからんでいたように思います。
とは言っても、日常はどんどん過ぎていきました。
衣食住、それと同時進行で、大きな鉄球のようなものから必死に逃げようとしている私が、いました。
何とかして逃げられないか、隠れていられないか。
大きな大切な問題に、背中しか向けられない自分がいました。
周りからも、毎日のがんばりを理解されない自分がいました。
いや、そうではありませんでした。
いつも、どんなときでも、変わらなく接してくれた人たちもいましたから。
心から感謝します。
それは、夫、娘たち、二人の母、
コーチ、友達…。
また、ダメだしをしてくれた人たちも、私の発想の転換をするために、とても大切な存在です。
愛の鞭でしょうか。
狭いところしかみられなかった私の視野を、大きく広げてくれた存在です。
その存在がなかったら、もっと私は辛い辛い沼の中で堂々巡りをしていたのではないかと思います。
また、コーチングを受けること、コーチングを学んだこともとても大きかったです。
今、「いかに母が暮らしやすいように、生活環境を整えたらいいか」
これは、自分の趣味になりそうです。
楽しいのです。
また、
「母を大切にすることは、未来の自分を愛おしく感じ自分を大切にしていることと同じ。」
ここを考えることができるようになったのでした。
自分を大事にするように、母を大切にする。
シンプルに。
これが人生のすべてです!
何事もシンプルに生活していこうと思います。