
子どもの話をよく聞いてあげているおかあさん。
子どもは、どんなにか安心するでしょう。
さて、自分はどうだったのだろう。
すっかり大人に成長した子どもたち。
しっかり育てないといけない、といろいろなことを早く早くと急き立てていたように思います。
誰のために、何のためにしっかり?とまた、つっこみたくなりますが、また、これはおいおい考えていきたいと思います。
あの時、もっと子どもと楽しみながら会話をたくさんすればよかった!
子どもの毎日の、面白くて楽しくてちょっぴり悲しいこともある生活の話を、もっともっと一緒にたくさん聞いたらよかった!

大丈夫、今からでも遅くありません。
そう、本当の会話をすればいいのです。
話しかけられたら、体と目を相手に向けます。
そのままの話を受け止めて返します。
相手もまた、返してくれます。
本当のコミュニケーションをとるんです。
その会話で、何か成果があるわけじゃないのです。
「道に何か落ちていたんだ」そんな話かもしれません。
それが楽しいのです。
何が落ちていたんだろう。

少し前の私と同じように、「子どもの話をちゃんと受け止めてきいてきたのだろうか」、と大きくなった子どもをみて、つい思い悩んでいる人がいらっしゃるでしょうか。
今からでも、子どもさん、そしてご家族みんなと、本当のコミュニケーションをとってみてください。
待っていてくれたように、子どもは、私に、どんどん仕事で今日あった出来事を打ち明けてくれるようになりました。
そして、子どもの帰りの寄り道も減ったような。
また、その子どもが話しかけてくれることが、とても待ち遠しくなりました。
子どもだけでなく、他の家族も、たくさん話をしてくれるようになったと思います。
いかに、今まで私が話をきちんと受け止めて聞いてこなかったのかと、愕然とします。
ただ、みんな、私に話をきいてもらうことをそんなに待っていてくれたの?
そんなに喜んでくれるの?
とびっくりもしています。
思わず、頬がゆるみます。