『こころの対話25のルール』伊藤守著を読んでいます。
昨日、過去の心のモヤモヤが、解決されていなくて、それが現在のエネルギーをうばったり、胸がちくちく痛んだり。
また、だれかを恨んでしまったり、ということさえあります。
それを解消する方法として、過去の自分の出来事の最初から最後までその感情を味わう。ということがありました。
また、その時に、大事なのは、その行為、その言葉、その時の感情をただ、キャッチボールする。
この本では、その未完了の部分を解消す方法について書いてあります。
「前者は互いが目の前にあるものについて話す一次言語、後者は今目の前にないものについて抽象概念を話す二次言語です。そして、未完了を解消していくには、この一次言語を重ねていくことが、とても役に立つのです。」
『こころの対話25のルール』伊藤 守 著
「きれいな花が咲いてるね。」
「本当にきれいだね。」
と繰り返すことで、一緒にいるんだよという実感をもつことができるんです
子どもが小さいとき、犬をみると「わんわん」と言って指をさします。
「ほんとう、わんわんだね。」と返します。
「わんわん、わんわん。」
たったそれだけで、子どもは深い安心感の中にいることができるのです。
過去の自分の記憶の中で、止まっているものに対し、分析したり、こうじゃないといけなかったんだと無理に変えたりはしないようにします。
その時のそのままの感じ方を、最初から最後まで思い出して感じでみるのです。
「その時、何もいわなかったよ。」
「何もいわなかったんだね。」
「悲しかったんだよ。」
「悲しかったんだね。」
「守ろうと思ったんだよ。」
「守ろうと思ったんだね。」
その時の状況、言葉、感情をそのままに受け取って、繰り返すのです。
励まさないで、諭したりしないで。
それが良かったとか良くなかったとか、分析したり、評価したりしないで。
こうすればよかったんだ!と自分で反省することもしないで。
ただただ、その時の感じたことを最初から最後まで感じてみて、ことばのキャッチボールをしてみる。
そうするとそれが、自分の状態と向き合うということで、未完了を完了させることができるとあります。
今まで、何年も、何十年も、なかったことにしてきた嫌だったこと、考えたくないつらいこと、自分の中でまだ向き合っていなくて、それにひっぱられること。
そういうことがあるなら、今からでもやってみてくださいね。