辛いことや嫌なことがあっても、それに対してただ落ち込むのではなく、それに対して「その出来事にも意味があるんだ」と考えると前に進むことができます。
その思考の変換ができるようにするために必要なことを『Think Civility 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である」の本から、みています。
まずは、
1 目標を定め、進歩を実感する
2 自分を成長させてくれるものを見つける
3 メンターの助けを得る
の三つを昨日紹介しました。
今日は残りの4つを書きます。
4 睡眠、運動、栄養のある食事、マインドフルネス
いわゆる病気を防ぐような物事が、辛いことがあっても回復することができる力をもつのにも、有益だと書かれています。
心も身体のエネルギーを充実させることが大切であるということです。
よく、睡眠ファーストと言われますが、睡眠をしっかり取ると取らないとでは、理不尽な態度などに会った時に、それに対抗するエネルギーが全然変わってくるそうです。
また、運動も週に4時間運動の習慣を持っている人は、鬱になりにくいという結果もでているそうです。
栄養のバランスのとれた食事はもちろんですよね。
また、マインドフルネスも大きな効果を上げると言われています。
マインドフルネスとは、今ここの状態に意識を集中、じっくりと その状況を見極めて行動をしていくということです。
反射的に物事をとらえたり、行動したりするのではないのです。
5 仕事に意味を見出す
今、携わっている自分の仕事はどれくらい意味のあることなのかを問いかけるとよいそうです。
自分の仕事が意義あるものだと考えることができれば、やる気が増し、熱意が高まるのです。
不愉快なことに耐える力がみにつくということも考えられます。
自分の仕事にできるだけ多くの意味を見つけることをしてみます。
6 社内外でよい人間関係を築く
良くない人間関係は、良い人間関係より、大きな作用を持つようです。
それは、良くない悪い人間関係は、4倍から7倍の悪影響を及ぼすらしいのです。
良い人間関係により、励まされ元気づけられることよりも、悪い人間関係によりエネルギーをとられてしまう力の方が大きいということです。
だから、自分の周りに良い関係を持てる人に、いてもらうということが大事になってきます。
本では、それは難しいことではなくて、自分を笑顔にしてくれる人、気持ちを高めてくれる人を思い浮かべてみればいいのです。
できるだけ多くの時間をその人たちと過ごせるようにすることが大事なのだそうです。
7社外の活動で成功を目指す
仕事と仕事以外での充実度が、わりに相関関係であるそうです。
仕事以外で充実している人は、仕事でも満足感が高い傾向にあるというデータがあるそうです。
地元のコミュニティーで、力を発揮してみるということもいいそうです。
思いつくことをすぐ挑戦してみるのです。
このようなことを一つでも実際にしてみることで、今の環境を自分が変えていく一歩になるかもしれません。
まず、一つでもためしてみませんか。