シンプルな言葉です。
手から放すということです。
とても難しいと同時に、大事なことだなと、最近特にそう思います。
年齢を積み重ねてたくさんの思い出、またたくさん色々な自分のもの、たくさんの人間関係。
人生100年時代と言っても、もう50歳をすぎたら、そろそろ手放すということをしていく時期かもしれません。
人生のその手放すということをしていくことでは、お手本となる人として、私には4人の親がいます。
それぞれにその4人とも、やり方は違っても、手放しをしていくところの見事さ。
今まで培ってきたものを、少しずつ少しずつ手放す。
それは、後に続く私達のために、私達が生活しやすいために、ということが大きな原動力となっているのかと思います。
4人の共通点は、物や人に「すがる」というものがないことです。
娘や嫁という立場の私ですが、「すがりつかれた」というものはありませんでした。
生まれてきた時も亡くなる時も何も持たずに、自分の体だけ。
必ず、手放して終わります。
私には、4人の親のように、手放すのはまだまだ無理だ、と最近までずっと思っていました。
その理由として、
- 自分として持っているものが、まず足りないと感じていた。
- もっともっと蓄えなければならないから。人脈も財産も。
この落ち着かない毎日の世の中で一つ気づいたことがありました。
蓄えたからたくさん持ってるから手放していくのではなくて、軽やかに生きるために幸せに楽しく生きる為に手放していくんじゃないかなと。
何かその手放した先に大きな本当に自分が欲しかったものがたくさん待っているように感じました。
積み上げて蓄えることと、手放して軽やかになること、
それを一緒にしていけばいいのだと。
早速明日から、少しずつ少しずつ手放していくし、同時に、自分の大切なものを積み上げていこうと思いました。