オリンピックの種目で、家族で観たいものが違って、ちょっと困るなということはありませんか。
オリンピックだけではなく、旅行の行先を決める時、家族でなかなか決まらなかったり。
休みの日の夕食のメニューが、家族の希望を聞いているとなかなか決まらなかったり。
そんな時、おもしろがって、こんなふうに挑戦してみてください。
自分とは違うものを推している相手の言うことを、一度試してみませんか。
野球でオリンピックの準決勝での韓国戦を観るのを、楽しみにしていました。
家族は、卓球男子団体の準決勝がどうしても観たいと言っています。
別々の部屋でお互いに好きなように観てみるのも、一つの手です。
いつもではないかもしれませんが、自分が観たい!と思う。
観たいという前に、「自分の意見を押し通す」ということが、自分の目的にすり替わっているとしたら、それはちょっと残念だし、違う問題になります。
ただ、今回は、ちょっと相手の観たいというものを、覗いてみませんか。
自分の好きなものを観ないで我慢するというのでは、ありません。
何に、相手はそんなに心を惹かれているのかな、ってわかるかもしれません。
自分もその魅力に、つい引き込まれてしまうかもしれません。
また、譲る形をちょっとみせるというのも、相手は尊重されたと感じるでしょう。
我慢してまで、譲るということはかえって不満を貯めることになります。
他の時間で観られるようにする、少しの時間だけ付き合うなど、おもしろがって付き合えるくらいの感じがいいのかなと思います。
子どものアニメ。
好きなアイドル。
子どもも大人も、そのひとが大事にしている世界があります。
家族でよく似たものを大事に思っているのかもしれません。
全く違うものに、魅力を感じて集中しているのかもしれません。
まずは、全否定から入るのではありません。
ちょっとだけから始めればいいです。
大事な相手が、大事に思うものを、一緒に味わうといった感覚です。
自分の大事に思う相手が、大事に思っているものを、まずのぞいてみます。
次に、自分も味わってみます。
そして、自分の大事に思っているものも、相手に観てもらいます。
体験してもらえたら、すごくうれしいしです。
こうやって、自分の世界が広がっていくもかなと思います。
また、相手の世界も広がっていくのかもしれません。