前に座っている人の話、実は聞いているようで、聞いていないことってありませんか。
大事な人、だから、このおしゃべりの時間を有効にっておもうばかりに、実は大事なその人の話を聞いていないことってありませんか。
『こころの対話25のルール』をまた、読み返しています。
話を聞いている風に、相槌を打つのだけれど、頭の中は次に自分が話すことでいっぱいになっています。
そんなときって、相手の話の内容は頭に入ってないのではないでしょうか。
話をじっくり最後まで、句読点まで、愚痴でも、さえぎらないで聞く。
それは、「私は、あなたを大事にしていますよ。認めていますよ。安心してくださいね。」と伝えていることと同じなのだと思いました。
コミュニケーションで大切なのは、聞くこと。
このことも頭に残っていることですが、なかなか実行できていないのではないでしょうか。
私の話を聞いてくれないのだから、この人の話は聞かなくていい、確かにそういう考えもあると思います。
自分の周りのコミュニケーションを改善したいとき、まず、目の前のここにいる人の話を聞くことからスタートなのです。
私は、ここで「情けは人の為ならず」という言葉を思い出しました。
人に親切にする、それはまわりまわって自分にも親切にしてもらえる、ということだと思います。
自分の目の前の人の話をじっくり最後まで聞く。
そうしたら、その人は聞いてもらったことで、どんなにか自分を認めてもらったと感じるし、大事にしてもらっていることも実感します。
このような経験をした人は、また、周りの人の話を聞いてあげられるのかもしれません。
今度は、私の話をじっくり聞いてくれるのかもしれません。
まず、私から、始める。
誰かに話を聞いてよ!と怒ったり悲しんだりするのではなくて。
まず、今から、私から発信。
私はあなたの話を最後まで、さえぎらないで、悪口でも、私自身に対しての悪口でも。
私から、あなたの話を聞きます。